読み聞かせは半分、まだまだお口遊びが楽しい赤ちゃん。
朝寝、お昼寝、午後寝もしてくれるので自分の読書時間を取ってます。
先日、高校の友人から
と、連絡が来ました。
読書好きとして覚えてくれていたことが嬉しく、久しぶりに恩田陸の本を読み返したくなりました。
夜のピクニック
少しネタバレになるかもしれませんが、、
貴子と融、2人の高校生を中心とした、物語です。
1日かけて、全校生徒で「歩行祭」という名の歩く行事が行われる学校で、
ひたすら歩きながら登場人物2人の心情、その変化、2人を取り巻く同級生の立ち回り、描写、まるで自分が一緒に歩いているような、そんな軽やかで楽しい気分にさせてくれる本です。
2人の高校生には複雑な背景がありますが、同級生に恵まれ、人生の分岐点と言える高校三年生最後のイベントで、大団円と言える終わり方をします。
読んでスッキリ爽やかな気分になれるでしょう。
恩田陸の作品
入りは「夜のピクニック」、何故かというと出身地の茨城県の水戸第一高校が舞台になっているためです。
私の高校でも、歩く会が行われています。丸1日かけることはありませんが(笑)
そのため、本も映画も地元では大変話題になり、この本を読むことにしました。
デビューまもない六番目の小夜子も、夜のピクニックも中学、高校が舞台となっていて当時は読みやすかったことを覚えています。
読み返しの大切さ
「夜のピクニック」を、まさに10年(それ以上)ぶりに読み返したのですが、あらすじは丸っきり忘れていました。改めて初めて読むような感覚でしたが、読み込むうちに当時の歩く会の思い出や、高校時代青春にかけていた思い出などを思い出しました。
何より、何年もあとに昔読んだ本を読み返すことは、その時の感じ方と今の感じ方が違うことに気付き、新鮮でした。
当時は高校の登場人物のような気持ちで読みましたが、今回は主人公2人をこのような境遇にしてしまった親の気持ちが強く感じられました。
読み返すことによって
- 当時の感動や考え方、思い出が蘇る
- 昔の感じ方と今の感じ方の違いを実感し、自分の成長や境遇を再認識できる
という点で、読み返しはまら新たな発見があります。
読み返しをするためにも、今、本を読んでおく必要があり、そしてそれをまた何年後かに読み返す。その繰り返しを続けたいと思いました。
同時に、自分の子供にもその感動を味わってほしく、絵本を読んであげようと改めて思いました。